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無敗はオンリーユー、底知れぬギアで他馬を一網打尽に!/丹下日出夫

2019年05月20日(月) 20:01 0

【丹下日出夫のPOG手帖】『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全3歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 先週のオークスはラヴズオンリーユーが、2006年カワカミプリンセス以来となる無敗でのVとなりました。先行勢大崩れの中、展開に恵まれた面もあるのでは? という声もあるかもしれませんが、いえいえそんなことはありません。余裕を感じさせながら、何段階にも加速するギアを繰り出した直線は、「ホントーに凄い」と丹下氏も絶賛! 秋以降もさらに成長が期待出来そうで、無敗神話はまだまだ続きそうです。(※評価はS〜Eの6段階)


■ラヴズオンリーユー(牝・ディープインパクト×ラヴズオンリーミー)

19日(日):東京11R・優駿牝馬(GI)/芝2400m/2分22秒8

 二番仔の全兄ラングレーから、サンデーRのツアーなどで長く見知った血統。ドバイGIを勝ったリアルスティールやプロディガルサンなども見てきたが、兄弟の中で一番似ているのは、ぎょろりとしたお目目の感じも込みで、リアルスティールだろうな。

 牝馬に出たぶん、兄たちより体型はすらり。四肢に光が宿っているような、独特な脚元の輝きは血統馬ならでは。セレクト時の、あの印象のまま466キロでデビューを果たし、京都1800mで上がり33秒9の末脚が使えた。

 だが、続く白菊賞は14キロ減、452キロに馬体は細化。たまたま居合わせたノーザンの調教主任と、このマイナス体重に、顔をあわせて苦笑い。今日はダメかもしれない…。

 1000m通過は58秒4という、息のつけないタフなミドルを、上がり33秒9で外一気。1分33秒6という走破タイムは、一週前に行われた古馬GI・マイルCSと、わずか0秒3差。グランアレグリアに匹敵する、物凄く強い馬なのはわかったが、時計が速すぎるよ。力をつかいすぎたかもしれないなぁ…。

 馬体が膨らみ切れず、一冠目の桜花賞には間に合わない。桜花賞同日の忘れな草賞でオークス権利取りを果たし駒を進めたが、456キロにぎりぎり馬体は戻した。内回りコースだけに数字的には地味に映るものの、上がり3Fのレースラップは11秒5-11秒5-12秒0(35秒0)、対する自身のソレは34秒6。最後は流し気味に、後続を3馬身と突き離す楽勝を果たし、際立つ才能を、改めて人々の脳裏に刻み込んだ。さあ、オークスだ。

 中間CWで長目7F・97秒6という、2400mを念頭に置いたハードな追い切りもこなした。大事をとって、金曜日に東京競馬場へ移動。パドックでは二重めんこを装着。時折尻尾を振り、よそ見などするが、フケの兆候ではなく、考えてみればリアルスティールの妹だもの。この血統は、軽くふざけているくらいなら、かわいいほうです。

 発走直前、二重めんこを脱ぎ捨て、スタートもまずまず。1000m通過は59秒1、ジョディーが飛ばす。そのペースに引きずられるように、二番手にコントラチェック、クロノジェネシスは好位のポケットにはまった。

 だが5F通過以降も12秒2-12秒3-12秒2とペースは緩まず、2000m通過は1分58秒9かよ。ラスト4F目から11秒7に突入し、11秒4-11秒6-12秒3という猛ラップで展開すれば、10番手あたりまでの先行勢は総崩れ。

 直線手前で手が動き、少しもがき加減のラヴズオンリーユーの追い出しが結果的にはぴったり。

 とはいえ、単に展開に恵まれたのではなく、二段、三段とギアがまだあり、襲い掛かるようにしてとらえきったところが、ホントーに凄い。

 2分22秒8のオークスレコードで駈けたが、ぎゅうぎゅうに絞り切って出したのではなく、秋は今より精神的にも大人になってくれるだろう。余計を省けば馬体の造りも連動してガツンと実が入る。秋は秋華賞もあるが、海外遠征など、いろんな選択肢を考え中?――楽しそうですね(笑)。

 クビ差2着のカレンブーケドールは、100点満点の競馬で負けてしまうのかと放心。クロノジェネシスは、絶好のポジションにおさまったばかりに、結果速い流れに乗りすぎてしまった。コントラチェックは、前回より毛艶がくすみ、トモが流れ加減。コントラに限らず、春先の3歳牝馬の造りは波があることを覚悟しなくてはいけない。【評価S/適性・芝2000m】


■ランペドゥーザ(牝・ゼンノロブロイ×セイウンユウカ)

18日(土):東京9R・カーネーションC(500万)/芝1800m/1分47秒2

 未勝利を勝ったばかりの馬などが集まり、ややメンバーは低調。

 馬体はギスギスして映るが、二走前は中山1800mのデイジー賞を走り5着。前回はリステッドレースのスイートピーSを使った。結果は9着ながら、臨戦過程や戦ってきた相手を思えば、10番人気というのは少し低評価すぎたのかもしれない。

 1000m通過は1分0秒3のスロー。今の東京開催なら上がりが速くなるのは当然だが、終い4Fから11秒8に突入。11秒3-11秒8-12秒0(3Fは35秒1)を、34秒1でしっかりと差し切った。

 走破タイムは1分47秒2、古馬1000万クラスと、そんなには差はない。夏の新潟あたりで今一度、この時計やラップを考える機会があるかもしれない。【評価D/適性・芝1800m】


■プランドラー(牡・ディープインパクト×プラウドスペル)

18日(土):京都9R・メルボルンT(500万)/芝2400m/2分25秒7(良)

 体重は474キロ、首差しの厚みや、馬体の照り具合をみると、この数字がほぼベストだろう。

 1000m通過・60秒5というペースは、1勝クラスの2400m戦とすれば、かなりタフ。残り4F目から11秒6とピッチが上がり、続く3Fは11秒7-12秒8-12秒7(37秒2)。残り1F標識はみんなバテバテ。上がり36秒3の脚を使い、盛り返すようにして2勝目をゲットしたが、左後肢の踏み込みが若干甘く硬い。勝負どころで置かれそうになったのはその影響もあるのだろう。

 そこが矯正されバランスがとれ、できればもう1勝を積み上げ、秋は神戸新聞杯、菊花賞にアタック。【評価D/適性・芝2600m】


■スターオブバラード(牡・ダノンバラード×シンコウエトワール)

19日(日):京都5R・未勝利/芝2000m/2分0秒6

 年明けデビューで、今回が8戦目。毎回上位に食い込む堅実な成績を残してきたが、このタフさはどこからくるのだろう。

 1000m通過は60秒6のスロー、上がり4Fから11秒7にピッチが上がる。今週は何故か、終い4Fから早めに動き出す競馬が多かったが、レースの上がりが36秒2に対し、自身のソレは34秒7。直線、内ラチのほうにいたかと思ったら、馬群を縫うようにして、すいすいと加速し、最後は後続に2馬身半差の楽勝ですか。

 思えば父ダノンバラードも、適度に時計のかかる馬場で、時にびっくりするような勝ち方をしていた(瞬発力勝負では負けも多かった)。

 2分0秒6は、同場メイン・準オープンと0秒5差。夏の中京もしくは小倉の開催終わりごろのパワー馬場で狙い時がくる。【評価C/適性・芝2000m】

(文中敬称略・監修:丹下日出夫)
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