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1億越えワーケア、お値段通りの走りで初陣V/丹下日出夫

【丹下日出夫のPOG手帖】『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全2歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 今回も引き続き、先週行われた全新馬戦4レースをプレイバック! 1億を超える良血馬ワーケアやキズナ産駒としてJRA勝ち馬第1号となったルーチェデラヴィタ、ゴドルフィンが所有するトリプルエースなど、バラエティ豊富なラインナップでお届けします。(※評価はS〜Eの6段階)


■ワーケア(牡・ハーツクライ×チェリーコレクト)

9日(日):東京5R・新馬/芝1800m/1分51秒0

 母はGIII・伊1000ギニー、GII・伊オークス優勝。現在のイタリアは、競馬運営などに問題を抱え、国際基準を満たすGレースが少なく、生産レベルもやや低下しているが、半姉のダノングレース(父はディープインパクト)は4勝、この春の福島牝馬Sを3着に好走。半弟のワーケアも、血統そして1億1500万というセレクトのお値段通りの走りを、まずは初陣で披露。

 前半1000m通過は1分4秒9という定番のスロー、ヨーイドンの決め手勝負となったが、11秒1-11秒0-11秒4(3Fは33秒5)というレースの上がりを33秒2で漸次加速。まだ腰が入りきれない、ユルユルっとした造りでも、ゴール板が近づくにつれ急加速。ランク付けはオープンでいい。やや四肢は短め、丸まっこいラインを思えば、将来的にマイル転向もあるかもしれない。【評価B/適性1600m】


■ルーチェデラヴィタ(牡・キズナ×トウカイライフ)

9日(日):阪神5R・新馬/芝1600m/1分38秒4

 キズナ×トウカイテイオー配合には泣けるね。POGで指名したよという隣人などいる、けっこうな人気者。

 JRAブリーズアップセール出身、公開追い切りを13秒1-11秒9で走り、1512万で落札。トレーニングセール出身だけあって、5月30日にいきなり坂路51秒7をマーク、追い切り2本で実戦デビュー。

 前半1000mは63秒8の緩ペース、どの馬もそれなりに手応えはあったが、11秒5-11秒2-11秒9(3Fは34秒6)というレースラップを34秒3でひと押し。上がり3Fの数値は先週・阪神マイル勝ちのリアアメリア(34秒4)より速かった。

 ただ、全体時計は1分38秒4。完成度の高さをどう生かすか。コンディションを見極めながら、2歳早期の活躍が期待される。【評価C/適性・芝1200m】


■トリプルエース(牡・Shamardal×Triple Pirouette)

8日(土):阪神5R・新馬/芝1200m/1分12秒5

 母は未勝利、ただし母父はサンデーサイレンス。ゴドルフィンも大切に温めてきた牝系なんでしょうね。使い出しを6月の阪神6Fに定め、坂路51秒7-37秒6-12秒8を出していたこともあり、ある程度の能力は確認していたか。

 前半3F・37秒7というスローに、もう我慢がきかないといった感じで直線スパート、ラスト2F・11秒2-11秒6で押し出し。1分12秒5というタイムは、渋り加減の馬場を差し引いても平凡だが、もう20キロくらいは増えてもいい造り。

 次走どう造ってくるかだが、体重変化が激しいようなら、滞在もしくは現地競馬。ダート短距離や直線競馬という手もある。【評価E/適性・芝・ダート1000〜1200m】


■グランチェイサー(牡・ダイワメジャー×キャッスルブラウン)

8日(土):東京5R・新馬/芝1400m/1分22秒6

 母は芝1800mで3勝。半兄ニシノラッシュ(父サクラバクシンオー)は、現役5勝(京王杯2歳S3着、新潟2歳S3着)。ダイワメジャー産駒の本馬に、配合コンセプトはよく似ている。

 なるほど、気合乗りは上々、四肢は短めのスピード系。1000m通過・59秒1という出入りの激しい流れを、直線半ばインに舵を切り替え、上がり34秒6で初陣勝ち。1分22秒6も、水気の残る馬場とすればマズマズ、6〜7Fに距離を絞れば、もう1勝はそんなに遠くないかもしれない。【評価D/適性・芝1400m】

(文中敬称略・監修:丹下日出夫)

2019年6月10日(月)

【丹下日出夫のPOG手帖】『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全2歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 今回も引き続き、先週行われた全新馬戦4レースをプレイバック! 1億を超える良血馬ワーケアやキズナ産駒としてJRA勝ち馬第1号となったルーチェデラヴィタ、ゴドルフィンが所有するトリプルエースなど、バラエティ豊富なラインナップでお届けします。(※評価はS〜Eの6段階)


■ワーケア(牡・ハーツクライ×チェリーコレクト)

9日(日):東京5R・新馬/芝1800m/1分51秒0

 母はGIII・伊1000ギニー、GII・伊オークス優勝。現在のイタリアは、競馬運営などに問題を抱え、国際基準を満たすGレースが少なく、生産レベルもやや低下しているが、半姉のダノングレース(父はディープインパクト)は4勝、この春の福島牝馬Sを3着に好走。半弟のワーケアも、血統そして1億1500万というセレクトのお値段通りの走りを、まずは初陣で披露。

 前半1000m通過は1分4秒9という定番のスロー、ヨーイドンの決め手勝負となったが、11秒1-11秒0-11秒4(3Fは33秒5)というレースの上がりを33秒2で漸次加速。まだ腰が入りきれない、ユルユルっとした造りでも、ゴール板が近づくにつれ急加速。ランク付けはオープンでいい。やや四肢は短め、丸まっこいラインを思えば、将来的にマイル転向もあるかもしれない。【評価B/適性1600m】


■ルーチェデラヴィタ(牡・キズナ×トウカイライフ)

9日(日):阪神5R・新馬/芝1600m/1分38秒4

 キズナ×トウカイテイオー配合には泣けるね。POGで指名したよという隣人などいる、けっこうな人気者。

 JRAブリーズアップセール出身、公開追い切りを13秒1-11秒9で走り、1512万で落札。トレーニングセール出身だけあって、5月30日にいきなり坂路51秒7をマーク、追い切り2本で実戦デビュー。

 前半1000mは63秒8の緩ペース、どの馬もそれなりに手応えはあったが、11秒5-11秒2-11秒9(3Fは34秒6)というレースラップを34秒3でひと押し。上がり3Fの数値は先週・阪神マイル勝ちのリアアメリア(34秒4)より速かった。

 ただ、全体時計は1分38秒4。完成度の高さをどう生かすか。コンディションを見極めながら、2歳早期の活躍が期待される。【評価C/適性・芝1200m】


■トリプルエース(牡・Shamardal×Triple Pirouette)

8日(土):阪神5R・新馬/芝1200m/1分12秒5

 母は未勝利、ただし母父はサンデーサイレンス。ゴドルフィンも大切に温めてきた牝系なんでしょうね。使い出しを6月の阪神6Fに定め、坂路51秒7-37秒6-12秒8を出していたこともあり、ある程度の能力は確認していたか。

 前半3F・37秒7というスローに、もう我慢がきかないといった感じで直線スパート、ラスト2F・11秒2-11秒6で押し出し。1分12秒5というタイムは、渋り加減の馬場を差し引いても平凡だが、もう20キロくらいは増えてもいい造り。

 次走どう造ってくるかだが、体重変化が激しいようなら、滞在もしくは現地競馬。ダート短距離や直線競馬という手もある。【評価E/適性・芝・ダート1000〜1200m】


■グランチェイサー(牡・ダイワメジャー×キャッスルブラウン)

8日(土):東京5R・新馬/芝1400m/1分22秒6

 母は芝1800mで3勝。半兄ニシノラッシュ(父サクラバクシンオー)は、現役5勝(京王杯2歳S3着、新潟2歳S3着)。ダイワメジャー産駒の本馬に、配合コンセプトはよく似ている。

 なるほど、気合乗りは上々、四肢は短めのスピード系。1000m通過・59秒1という出入りの激しい流れを、直線半ばインに舵を切り替え、上がり34秒6で初陣勝ち。1分22秒6も、水気の残る馬場とすればマズマズ、6〜7Fに距離を絞れば、もう1勝はそんなに遠くないかもしれない。【評価D/適性・芝1400m】

(文中敬称略・監修:丹下日出夫)

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