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“アーモンドアイ似”のハービンジャー産駒を発見!?/丹下日出夫

『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全2歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 今回は丹下が「アーモンドアイの末脚にも似ているような…」と大風呂敷を広げる牝馬が登場! この他、次走、馬券で狙いたいローズキングダム産駒も。(※評価はS〜Eの6段階)


■フィリアプーラ(牝2・ハービンジャー×プリンセスカメリア)

22日(土):中山4R・2歳未勝利/芝1600m/1分34秒4

 デビュー戦は、東京の芝1800m、上りは33秒5。9Fでも戦える数値はマークしていたが、改めて馬体を見るに、胸前と首はガッチリ、やや寸詰まりの黒鹿毛牝馬。マイル短縮は、たぶん正解。

 ただ、ハービンジャーで、こんな毛色や体型の牝馬は、あまり覚えがない。半兄は朝日杯FSを勝ったアルフレードですか(父シンボリクリスエス)―― なるほど、骨格や肌艶、そして目つきなど、兄を思えば共通点など見えてきた。

 ハミ受けや走法は独特、兄とはちょっと違う。1000m通過・57秒7というタフな前崩れの展開も向いたが、上り3Fのレースラップは12秒0-11秒9-12秒8(36秒7)。対する自身のソレは35秒4。大外一気に、1分34秒4という決着タイムにはビックリだ。

 アーモンドアイの末脚にも似ているような。これはちょっとした大物、桜花賞戦線の台風の目のひとつになる。【評価A/適性・芝1600m】


■グラディーヴァ(牝2・ハービンジャー×カノーロ)

22日(土):阪神5R・2歳新馬/芝1800m/1分49秒9

 母カノーロは、2戦1勝で引退。祖母はソニックグルーヴ、牝系の大本はエアグルーヴ、そしてダイナカールへと続く。

 セレクトで見た時も思いましたが、大牝系のコンセプトが表に出た、コンパクトでまとまりがいい、つるりと丸いハービンジャー牝馬。パドックでは時折周りをキョロリ、けっこうのんきもの。

 しかし、1000m通過1分2秒2のスローにも、緩めの芝にも、あわてず騒がず。中団でしっかりと脚をため、11秒3-11秒8-12秒0(3Fは35秒1)というレースラップを、34秒6でグイとひと差し。距離延長にも1F短縮にも対応可能な、柔軟性と瞬発力を結果で示した。【評価B/適性・芝1600〜2000m】


■エデリー(牡2・ディープインパクト×ヴァレリカ)

23日(日):中山3R・2歳未勝利/芝2000m/2分2秒8

 デビュー戦の東京1800mでは、流れに乗り遅れ4着に終わったが、上り33秒3を計時。

 二戦目の体重は516kg、パドックで若干モノ見をしたり、仕草はまだ子供っぽい。ただ、競馬というものがわかってきたのだろう。ルメールの指示に従い中団から漸進、直線入り口、他をのみ込むようにして先頭。上り12秒2-11秒9-11秒9(3Fは36秒0)というレースラップを、35秒4で快勝。発表は良ながら湿り気が多く、このコンディションで2分2秒8なら上々。

 祖母はマンデラ(独オークス)、母の弟はワールドエース(皐月賞2着)。2000〜2500mのGIII・GIIで、健やかに勝ち星を積み上げるタフガイ。【評価B/適性・芝2400m】


■グッドレイズ(牡2・ローズキングダム×ディアテイスティー)

23日(日):阪神3R・2歳未勝利/芝1600m/1分36秒5

 母系にブラックタイプがほとんどいない。キャリアは7戦目、ダートも使ったが、前走・京都1400mを1分21秒2に時計を詰めていたし、そろそろ順番かな?

 稍重で1000m通過は60秒6のミドル。前崩れの展開にも恵まれたとはいえ、レースの上りを1秒速く上回る爆発力で大外一気。馬場差を考慮すれば1分36秒5は、良なら1分35秒前半。体重は476kg、まだまだ使い減りなし。7〜8Fを使ってくれば、次走、続戦と、積極的に馬券を買いたい。【評価C/適性・芝1600m】


■エイシンオズ(牝2・エイシンアポロン×Home From Oz)

23日(日):阪神6R・2歳新馬/芝1400m/1分23秒8

 サイズは438kg、父のシルエットや毛色を受け継ぎ、パドックの周回は溌剌(はつらつ)。すっと好位にとりつき、直線入り口ではほぼ先頭。でも、坂はどうかな? 乗り越えるスタミナはあるかな?―― 心配ご無用、残り1Fからもう一段ピッチを上げ、ラスト2Fは11秒7-11秒9でパンチアウト。上り勝負にしろ、今日の馬場で11秒台の連続ラップはなかなかのもの。1F距離延長も試すだろうが、いずれは6F短縮に成功があるように思う。【評価C/適性・芝1200〜1400m】


■マイネルフラップ(牡2・ヴィクトワールピサ×マイネエレーナ)

23日(日):阪神9R・千両賞(500万下)/芝1600m/1分35秒8

 そぼ降る雨、時を刻むごと、芝は重くなり、日曜日の阪神の芝は、後半戦になるにつれコース取りは内か外か。極端な波乱の結末が多くなったが、千両賞は外差し。11秒4-11秒8-12秒1(3Fは35秒3)というレースの上りを34秒4で猛然と突き抜けた。

 ちょっと前まではステイゴールド、これからはヴィクトワールピサ。曇天と道悪がヴィクトワールピサ産駒にはよく似合う。天気予報に傘マークがついたら、そっと同産駒で馬券勝負だ。【評価C/適性・芝1600m】

(文中敬称略・監修:丹下日出夫)

※年明け初回は1月7日(月)予定です

2018年12月24日(月)

『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全2歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 今回は丹下が「アーモンドアイの末脚にも似ているような…」と大風呂敷を広げる牝馬が登場! この他、次走、馬券で狙いたいローズキングダム産駒も。(※評価はS〜Eの6段階)


■フィリアプーラ(牝2・ハービンジャー×プリンセスカメリア)

22日(土):中山4R・2歳未勝利/芝1600m/1分34秒4

 デビュー戦は、東京の芝1800m、上りは33秒5。9Fでも戦える数値はマークしていたが、改めて馬体を見るに、胸前と首はガッチリ、やや寸詰まりの黒鹿毛牝馬。マイル短縮は、たぶん正解。

 ただ、ハービンジャーで、こんな毛色や体型の牝馬は、あまり覚えがない。半兄は朝日杯FSを勝ったアルフレードですか(父シンボリクリスエス)―― なるほど、骨格や肌艶、そして目つきなど、兄を思えば共通点など見えてきた。

 ハミ受けや走法は独特、兄とはちょっと違う。1000m通過・57秒7というタフな前崩れの展開も向いたが、上り3Fのレースラップは12秒0-11秒9-12秒8(36秒7)。対する自身のソレは35秒4。大外一気に、1分34秒4という決着タイムにはビックリだ。

 アーモンドアイの末脚にも似ているような。これはちょっとした大物、桜花賞戦線の台風の目のひとつになる。【評価A/適性・芝1600m】


■グラディーヴァ(牝2・ハービンジャー×カノーロ)

22日(土):阪神5R・2歳新馬/芝1800m/1分49秒9

 母カノーロは、2戦1勝で引退。祖母はソニックグルーヴ、牝系の大本はエアグルーヴ、そしてダイナカールへと続く。

 セレクトで見た時も思いましたが、大牝系のコンセプトが表に出た、コンパクトでまとまりがいい、つるりと丸いハービンジャー牝馬。パドックでは時折周りをキョロリ、けっこうのんきもの。

 しかし、1000m通過1分2秒2のスローにも、緩めの芝にも、あわてず騒がず。中団でしっかりと脚をため、11秒3-11秒8-12秒0(3Fは35秒1)というレースラップを、34秒6でグイとひと差し。距離延長にも1F短縮にも対応可能な、柔軟性と瞬発力を結果で示した。【評価B/適性・芝1600〜2000m】


■エデリー(牡2・ディープインパクト×ヴァレリカ)

23日(日):中山3R・2歳未勝利/芝2000m/2分2秒8

 デビュー戦の東京1800mでは、流れに乗り遅れ4着に終わったが、上り33秒3を計時。

 二戦目の体重は516kg、パドックで若干モノ見をしたり、仕草はまだ子供っぽい。ただ、競馬というものがわかってきたのだろう。ルメールの指示に従い中団から漸進、直線入り口、他をのみ込むようにして先頭。上り12秒2-11秒9-11秒9(3Fは36秒0)というレースラップを、35秒4で快勝。発表は良ながら湿り気が多く、このコンディションで2分2秒8なら上々。

 祖母はマンデラ(独オークス)、母の弟はワールドエース(皐月賞2着)。2000〜2500mのGIII・GIIで、健やかに勝ち星を積み上げるタフガイ。【評価B/適性・芝2400m】


■グッドレイズ(牡2・ローズキングダム×ディアテイスティー)

23日(日):阪神3R・2歳未勝利/芝1600m/1分36秒5

 母系にブラックタイプがほとんどいない。キャリアは7戦目、ダートも使ったが、前走・京都1400mを1分21秒2に時計を詰めていたし、そろそろ順番かな?

 稍重で1000m通過は60秒6のミドル。前崩れの展開にも恵まれたとはいえ、レースの上りを1秒速く上回る爆発力で大外一気。馬場差を考慮すれば1分36秒5は、良なら1分35秒前半。体重は476kg、まだまだ使い減りなし。7〜8Fを使ってくれば、次走、続戦と、積極的に馬券を買いたい。【評価C/適性・芝1600m】


■エイシンオズ(牝2・エイシンアポロン×Home From Oz)

23日(日):阪神6R・2歳新馬/芝1400m/1分23秒8

 サイズは438kg、父のシルエットや毛色を受け継ぎ、パドックの周回は溌剌(はつらつ)。すっと好位にとりつき、直線入り口ではほぼ先頭。でも、坂はどうかな? 乗り越えるスタミナはあるかな?―― 心配ご無用、残り1Fからもう一段ピッチを上げ、ラスト2Fは11秒7-11秒9でパンチアウト。上り勝負にしろ、今日の馬場で11秒台の連続ラップはなかなかのもの。1F距離延長も試すだろうが、いずれは6F短縮に成功があるように思う。【評価C/適性・芝1200〜1400m】


■マイネルフラップ(牡2・ヴィクトワールピサ×マイネエレーナ)

23日(日):阪神9R・千両賞(500万下)/芝1600m/1分35秒8

 そぼ降る雨、時を刻むごと、芝は重くなり、日曜日の阪神の芝は、後半戦になるにつれコース取りは内か外か。極端な波乱の結末が多くなったが、千両賞は外差し。11秒4-11秒8-12秒1(3Fは35秒3)というレースの上りを34秒4で猛然と突き抜けた。

 ちょっと前まではステイゴールド、これからはヴィクトワールピサ。曇天と道悪がヴィクトワールピサ産駒にはよく似合う。天気予報に傘マークがついたら、そっと同産駒で馬券勝負だ。【評価C/適性・芝1600m】

(文中敬称略・監修:丹下日出夫)

※年明け初回は1月7日(月)予定です

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